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放射性廃棄物の半減時間を9年以下に短縮

 ―高速炉を用いた効率的な核変換法を提案―

本学科/専攻の高木直行教授は、東工大、東北大、日本原子力研究開発機構との共同研究で、原子力発電所の放射性廃棄物に含まれる長寿命の核分裂生成物(LLFP)の効率的核変換法を提案しました。

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図 LLFPを炉心周辺に装荷した小型高速炉の炉心

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図 炉心周辺に装荷するLLFP集合体

LLFPであるセレン(Se-79)、テクネチウム(Tc-99)、パラジウム(Pd-107)、ヨウ素(I-129)の4種について、同位体分離や偶奇分離を行うこと無く、高速炉の炉心周辺に装荷することで、数10万年から1000万年以上の半減期を有するこれらの核種が半分になるのに要する時間を 9 年以下に短縮する方法を見出しました。

 

表 高速炉での核変換によるLLFPの寿命短縮効果

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関連記事はこちら:

日本経済新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXLRSP526710_14012020000000

科学新聞
2020年2月7日(金)4面

都市大トピックス
http://www.nuc.tcu.ac.jp/news/newsrelease/20200114-27581/

日本の研究.com
https://research-er.jp/articles/view/84872

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