この度,原子力発電環境整備機構(NUMO)が主催する「第3回 私たちの未来のための提言コンテスト -どうする?高レベル放射性廃棄物-」において,原子力安全工学科の橋本ゆうきさんが,「夢の島に寄せて」と題する提言を応募し,見事に最優秀賞を獲得しました.
橋本さんの提言はHP上のリンクより読むことができます.
夢の島はかつて東京都のごみ処分場であり生活ごみの埋立地であった経緯より,橋本さんは夢の島に使用済み核燃料の最終処分場のあり方の理想形を見出したと述べています.その上で,放射線教育の拡充と夢を大きく掲げるという二つの提言を行っています.
一つ目の放射線教育の拡充については,原子力・放射線のことを知ってもらうことの重要性を鑑みて,先に受賞した公益財団法人日本科学技術振興財団が主催する「放射線教材コンテスト」における「動かして学ぶ放射線遮蔽模型」を作成したとのことでした.
二つ目の夢を大きく掲げることについては,更にさまざまな施設を備え,人々が集まる夢の島と同様のことを地層処分を行う地域で再現したいとの希望を述べ,その実現のために夢を掲げることの大事さを訴えています.
「動かして学ぶ放射線遮蔽模型」における遮蔽模型のイメージ(写真)
数多くの応募の中から,最優秀賞の獲得は素晴らしい成果です.橋本さん,おめでとうございます!