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放射線工学・サイクル工学

放射線計測

放射線検出のための原理から検出器内での動作機構及び放射線検出器の応用までを学ぶ。

放射線安全学

原子力安全工学科のカリキュラムポリシーにある「物理、化学、機械、電気にかかわる理学・工学的な基礎知識と高度な伝統技術を基盤に原子力の安全に対する正確な知識」および「技術者としての素養を身につける」という方針に対し、放射線の安全な取扱いに重きをおいて、技術的な事柄の他に法規制に関しての内容を習得する。

放射線医療工学

放射線医療に関する診断と治療の基礎について講義する。診断では、単純撮影、CT、PET、MR装置の基本的な原理と手法を概説する。放射線治療はいパン的に用いられているサイバーナイフやガンマナイフ及び密封小線源法について理解を深めると共に、加速器を用いる陽子線や重粒子線治療法、特殊なホウ素中性子捕獲療法について原理や特徴を講義する。

放射線利用工学

X線を用いた透過試験について、X線の基礎、X線装置、X線検出、線量測定などの基礎知識と、透過像取得法や画像処理などの応用技術を学ぶ。原子力安全工学科のカリキュラムポリシーにある「物理、化学、機械、電気にかかわる理学・工学的な基礎知識と高度な伝統技術を基盤に原子力の安全に対する正確な知識」および「技術者としての素養を身につける」という方針を踏まえ、X線を中心とした放射線に関する知識を習得することを目指す。研究室配属後の卒業研究における応用に備え、基礎をしっかりと固める。

核燃料・材料工学

軽水炉や次世代炉を対象に、燃料、制御棒などの炉内構造物及び構造材に必要とされる役割と性質、原子炉内での現象及び性質の変化について教授します。授業では国内外の原子炉材料、燃料の設計・製造及び照射後試験の技術的基礎を習得のため、学習はもとより、学科のカリキュラムポリシーに則り、講義内でのディスカッションでコミュニケーション能力及びリーダシップを培います。また、これらの学習・訓練を通じて、当該分野の総合知識、原子力における高い倫理観及び国際性を身につけます。

核燃料サイクル工学

本科目はカリキュラムポリシーのG4原子力の専門的知識への考慮、ならびに、G10原子力独自の数学と自然科学への考慮を修得するという到達目標がある。またG3数学物理と自然科学の知識・応用、そしてG6論理的記述、コミュニケーション能力の涵養を図る。核燃料サイクルは、純国産エネルギー資源に乏しい我が国で推進すべき最重要課題として、これまで研究開発が続けられてきた広範な技術体系の集積である。本科目では、核燃料サイクル全体を把握するために、個々のプロセスにおいて最も開発の進んだ基幹技術(濃縮、再処理、処分)に焦点を絞りその原理の理解に努める。またグループディスカッションを通じて、核燃料サイクルないしは高レベル放射性廃棄物処分の社会における役割について学ぶ。

バックエンド安全工学

地層処分を含むバックエンド工学では、その安全性評価のために、上流の燃料製造から、原子炉運転、再処理、放射性廃棄物ガラス固化に至る下流まで、個々のプロセスを繋ぎ一貫して理解しておかねばならない。本科目では、それらを理解する上で核となっている個々の処理処分技術を概観する。他産業においては類をみないこれまでの歴史により集積された技術の基本を学ぶ。

放射化学

放射化学はさかのぼればキュリー夫人の時代から続く歴史のある学問です。原子力安全工学科がエネルギー化学科と分かれて以来、放射線概論等でその内容はカバーされているとして、特に開講されていませんでしたが、やはり原子力・放射線に関わる勉学を進める上で、その知識は低学年においてこそ必須ということでその重要性が見直され、2015年度入学生より履修可能となりました。放射線取扱主任者試験の化学の分野を中心に基礎から学習していきます。
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