専門科目カリキュラムの概要
原子力安全工学科では、原子力システムを総合技術として捉え、機械工学、電気電子工学、原子力工学・放射線工学の各分野を中心に、広義の原子力安全工学の基礎を学習します。原子力・放射線の正確な知識に立脚し体系的な学習・実習によって技能の維持と質的な向上を図り、安全で安定な電力の供給に即応し得る専門技術者を育成します。低学年では、物理・化学の自然科学系と数学系の基礎を充分に学び、さらに、原子力に必要な技術者倫理等の一般教養を身につけます。技術者としての基礎を確実にしたうえで、電気電子工学(ディジタル工学や電子回路)、機械工学(材料力学、熱流体工学)及び原子力工学(原子力汎論や放射線概論)等の工学基礎を学習します。高学年では、原子力安全に関わる専門性を高めるために専門知識を習得します。
専門科目紹介
1年次履修科目<専門>
■学科共通
原子力汎論 / 放射線概論 / 原子力構造工学基礎
■実験実習科目
機械工作実習 / 基礎設計製図
2年次履修科目<専門>
■学科共通
地球環境科学 / 原子力技術法規 / プログラミング応用 / ディジタル信号処理 / 都市防災論
■実験実習科目
原子力設計製図 / 電気機械・放射線実験
■原子炉工学
核反応工学基礎
■核燃料サイクル工学
核燃料・放射化学基礎
■原子力構造設計工学
原子力機械工学基礎
■原子力安全工学
原子力安全工学基礎
■放射線工学
放射線・電気工学基礎
3年次履修科目<専門>
■学科共通
信号処理と数値計算 / 耐震工学
■実験実習科目
原子力実験実習 / 原子炉運転実習 / 原子力技能訓練
■原子炉工学
原子炉物理学 / 原子炉設計工学
■核燃料サイクル工学
核燃料材料・サイクル化学工学 / バックエンド工学
■原子力構造設計工学
原子力耐震工学 / 原子力メンテナンス工学
■原子力安全工学
原子炉熱流動・リスク工学 / 原子力安全工学
■放射線工学
放射線計測工学 / 放射線利用工学
■卒業研究関連科目
事例研究
4年次履修科目他<専門>
■卒業研究関連科目
卒業研究