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都市大セミナー「元素合成 ~宇宙と原子炉の錬金術~」のご案内

 私たちの体はその約3分の2が水(酸素+水素)であり、その他、炭素、窒素、カルシウムといった元素からできています。私たちの母なる地球は、鉄、酸素、ケイ素、マグネシウムなど比較的重い元素で構成され、この4元素だけで地球質量の約90%を占めます。さらに地球には、レアアース(希土類元素)や原子炉燃料となるウランやトリウムといった極めて重く希少な元素も存在しています。これらの元素はどこから来たのでしょうか?
いかなる物質も138億年前のビッグバン以降に宇宙のどこかで誕生したに違いないはずです。特に、鉄より重い元素の起源は、物理学の世界でも長きにわたり謎のままでした。それが近年の天体物理学や原子核物理学の進展によって明らかにされつつあります。
本セミナーでは、宇宙で生じた「元素合成」に焦点をあて、その原理や宇宙/地球を構成する元素組成について解説するとともに、「元素合成」の原理を応用して、人工的に希少金属を創り出したり、放射性廃棄物を消滅させたりする「原子炉錬金術」の最前線について紹介します。

日時:  2018年7月16日(月)13:20-17:00 (海の日)
場所:  東京都市大学 世田谷キャンパス 新6号館61C多目的教室
〒158-8557 東京都世田谷区玉堤1-28-1
(東急大井町線「尾山台」駅より徒歩15分
or 東急バス「東京都市大南口」より徒歩5分)
対象:  一般、大学生・教職員、高校生(理系)
定員:  約150名 (事前申し込み不要)
主催:  東京都市大学 共通教育部自然科学系/原子力安全工学科/共同原子力専攻
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プログラム:
第一部 (13:20-15:00)

開会の挨拶
(工学部原子力安全工学科 高木 直行 教授)

1)宇宙と物質の誕生
(共通教育部自然科学系 長田 剛 教授)  講演40分+質疑応答10分

2)宇宙での元素合成
(共通教育部自然科学系 西村 太樹 准教授)  講演40分+質疑応答10分

休憩(10分)

第二部 (15:10-16:50)

3)水銀から金をつくる「原子炉錬金術」
(工学部原子力安全工学科 竹澤 宏樹 講師)  講演40分+質疑応答10分

4)放射性廃棄物を短寿命化する核変換技術
(工学部原子力安全工学科 高木 直行 教授)  講演40分+質疑応答10分

閉会の挨拶
(共通教育部自然科学系 長田 剛 教授)

 

会場地図:

acmapsc02 新6号館の配置

 

 

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