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特別講義「廃炉工学」を開講!!

当学科は今年度後期より、特別講義として「廃炉工学」を開講しました。
5限(17:00-18:40)という遅い時間の講義であるにも関わらず、第一回(10/1)の講義には50名程度の学部生・院生が出席し「廃止措置の概要と法規制の整備状況」の講義に耳を傾けていました。
この講義は、外部講師もお招きし、来年1月末まで14回(☓100分/回)行われる予定です。

 

 

(以下、学生・院生への「廃炉工学」開講案内より)

1963年秋、東海村に建設された動力試験炉であるJPDRが日本初の発電を行ってから半世紀が経過し、国内では50基を超える動力用原子炉が建設されてきました。寿命を迎えた原子炉の廃止措置、リプレースはこれからの原子力産業界の大きなテーマとなっていましたが、2011 年の福島第一原子力発電所の事故を契機に、老朽化した原子炉の廃炉はさらに加速されるとともに、炉心溶融した事故炉の廃炉という大きな課題も新たに生じました。
長期的視点に立てば、原子力産業が成熟した国においては、新規炉の建設も老朽化炉の廃炉も、本来同時並行的に行われて当然である活動です。これからの日本の原子力産業の維持発展は、廃炉の着実な遂行なしに語ることはできません。
こうした状況を鑑み、国内でも数少ない原子力安全工学科を学部に有する東京都市大学工学部原子力安全工学科では、2015年度後期より学部生向け特別講義3として「廃炉工学」を開講することといたしました。この「廃炉工学」では、講義内容を「廃炉工学全般概要」、「健全炉の廃止措置」、「事故炉の廃止措置」、「廃炉技術の今後」と四分類し、都市大教員の他、電力会社や研究所等にて廃止措置や事故炉の廃炉関連業務に携わっているプロフェッショナルを講師としてお招きし、全14回の講義として実施します。
原子力を学びこれから社会へ巣立つ学生の皆さんにとっては、大学での研究のみならず、将来の業務にも関連し得る有益な知識を学べる講義ですので、多くの都市大生の履修を期待しています。

以上

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