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粒子・重イオン輸送計算コードPHITSの講習会を開催(6/13-14)

あらゆる物質中での様々な放射線挙動を核反応モデルや核データなどを用いて模擬するモンテカルロ計算コード「PHITS」の講習会が、世田谷キャンパスにて開催されました(世話人:原子力安全工学科・羽倉助教)。

本計算コードは、日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)が中心となって開発されているもので、原子力分野で培った数多くの基盤技術を集結し、その技術を原子力のみならず放射線に関連する多様な研究分野に応用することを目的としています。

放射線施設の設計、医学物理計算、放射線防護研究、宇宙線・地球惑星科学など、工学、医学、理学の様々な分野で国内外2,000名以上の研究者・技術者に利用されています。

今回の講習では、開発に携わっている原子力機構の研究者の方2名をお招きし、PHITSコードの基本的な扱い方から、実際の放射線遮へい設計に生かすための総合演習などを行いました。原子力安全工学科の学部4年生や、共同原子力専攻の院生のほか、あわせて80名の参加がありました。特に、民間の企業や研究所、電力関係やメーカ、医療関係から多数の参加があり、本コードに対する関心の高さがうかがえました。

今後も、学内の学生のためのみならず、広く一般の方にもご参加いただける形での講習会を招致し、開催していきたいと考えています。

 

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